全部私がやるからね

この春小学校に入学した娘が、母の日の前日に言ってくれたことです。
掃除も洗濯もお料理も、全部自分がやるのだと張り切っていました。

ところが翌朝になってみればお互い母の日であることはすっかり忘れ、いつもの何気ない日曜日を迎えていました。

前日の雨でたまった洗濯をし、せっかく晴れたからと窓を開け掃除機をかけ、バタバタと家事をする私の横で、娘はのんびりDVD鑑賞。
午後になってから、前日に終われなかった宿題があったことを思い出し、大慌てで片付ける始末。

日曜日はいつも、お風呂も翌日の学校の準備も済ませてから夕飯の支度をするようにしています。夕飯~就寝まで、気持ちにゆとりを持って過ごすことができるためです。
夕飯の片付けをしようとした頃、娘が急にハッ!と何かを思い出した表情をしました。

今日もお母さんを働かせてしまった・・
今日はお母さんを休ませる日だったのに

こちらが驚くほどしょんぼりと落ち込んでしまった娘。
そんなことはいいんだよと娘の気持ちをありがたく受け取り、慰めながら布団に就いたちょうどその時、主人が仕事から帰宅しました。
主人の手には、コンビニのビニール袋に缶ビールが一本。母の日の贈り物として私に買ってきてくれたのでした。
主人は、娘から私に渡してあげさせようと思い、なんとか娘の就寝時間までに帰宅しようと頑張ってくれたのでした。

私と主人はとっさに打ち合わせをし、私は何も知らないことにし、主人はまだ布団に入ったばかりで眠ってはいない娘のもとへ。
二人でコソコソ相談した後、ビニール袋を持った娘が私に近寄ってきました。

私は何も知らないことになっているため、ワザと

あれ?まだ起きてたの?

と声をかけました。

娘はそ?っとプレゼントの缶ビールを差し出してくれます。
私がサプライズプレゼントに感激すると、

でもそれはお父さんが買ってきたのだから・・

と、娘が自分からのプレゼントではないと説明しようとするので、私はセリフを遮って大感激していることを伝えました。
脚痩せ

母の日にお母さんに何かをしてあげたかったと悔やむ娘に、その気持ちがとても嬉しいのだといくら伝えても「気持ちが嬉しい」ということが、まだ理解するのには難しかったようです。
とても優しい娘の「気持ち」に感動した母の日でした。